concept/コンセプト

仕事は夢がもてるものだよ。 ミライエは未来の夢も焼いています。

ミライエは、社会福祉法人安芸市身体障害者福祉会が運営する「スイーツハウス」。未来の夢をつくるために、障害のある人とない人が励ましあって、お菓子づくりを始めました。ともに喜び合える社会の実現をめざして進んでいこうという私たちの未来への提案と挑戦です。安芸市にある「ファクトリー」では焼菓子やジャム、ゼリーなどを製造。また、イチゴやゆずなどの栽培を通して、自分の命の大切さ、まわりの人への感謝の気持ちも一緒に育てて行こうと「ファーム」の運営も行っています。障害があっても夢と生きがいをもってあたりまえに暮らしていける未来へ。ミライエはそのしくみを考えていきます。

新鮮な地元産素材へのこだわり。ミライエはおいしさで幸せをふりまくハッピーバード。

ミライエは、おいしさで幸せをふりまくハッピバードのいるお菓子屋さん。できるだけ地域の素材を使ってひとつひとつ手づくりした本格的な洋菓子が私たちのこだわりです。たとえば、メインとなる牛乳やたまごはその日のうちに届く新鮮な地元産のものを。また、ミライエのお菓子はマーガリンではなく、幻のバターと言われるカルピスバターを使用。みんなの笑顔が見える安心も、お菓子の中に込めた未来への夢も、一緒においしく焼いています。

卵

朝いちばんのうみたてのたまごが毎日届きます。

香南市夜須町の「宮崎さんちのこっこちゃんたまご」から生まれるミライエのお菓子たちです。特に白いプリンは、この良質なたまごの卵白があったからこそ。毎日、朝いちばんのうみたてたまごを届けてもらっています。こっこちゃんは、宮崎鶏卵さんが20年前から飼っているボリスブラウンという品種の茶色いニワトリ。宮崎雅子さんいわく「やさしくて温厚な性格」で、鶏舎には6千羽が暮らしています。飼料は天然樹皮炭粉末と木酢液から作られた「スーパーネッカリッチ」に天然パプリカを加えたこだわりの飼料で、全国でもまだ、数軒の養鶏場でしか使っていないのだそうです。たまごはやや小さめの赤玉で臭みがなく、コクのあるおいしさ。しっかりとした白身、ぷっくりと盛り上がった黄身は濃厚で、お箸でつまんでも崩れません。「お客さんがおいしいと言ってくれたら、それだけで嬉しい」と宮崎さん。自主ブランドとして香南市、香美市、芸西村の道の駅などで販売しています。

牛乳

まるくって甘くって おいしい牛乳を使っています。

牛乳の新しさが、そのまま生クリームやプリンのおいしさに。だから、ミライエはひまわり乳業の「乳搾りをした日がわかる低温殺菌牛乳」にこだわります。この牛乳との出会いから「ふるふるみるく」が生まれました。
このスペシャルな牛乳になれるのは、非遺伝子組み換えPHフリーの配合飼料で育った牛から搾った安全な牛乳だけ。安芸郡安田町大野台地、太平洋を見下ろす坂本勝明さんの牧場では30頭の乳牛をフリーバーン方式で育てています。風通しのよい牛舎の中で、牛たちをつながずに自由に過ごさせる飼育法。「牛たちにストレスを与えず、リラックスしているほうがおいしい牛乳になります」と、坂本さん。飼育歴20年、牧場で繁殖させ、子牛から大事に育てています。朝と夜22~23時に搾乳した牛乳をひまわり乳業が午前2時に集乳。工場で即、低温殺菌して充填し、すぐに出荷しています。牛乳は通常、搾乳してから店頭に並ぶまでに8~10日間ほど経っているのだそうで、遅くても翌々日には県外の店頭に並ぶというこの牛乳は現在、世界最短と云われています。
低温殺菌で搾った時に近い風味に保たれた牛乳は、まるくって甘くっておいしい。しかも原乳があたらしいので酸化臭もありません。この鮮度がミライエのおいしいお菓子になります。

柚子

香りのよい地元産の土佐柚子を 積極的にお菓子に使っています。

高知県は日本一の柚子の産地。日本全体の半分以上が高知県産です。なかでも最も生産量が多いのが安芸市、北川村、馬路村などを含む、県東部の町や村です。この柚子どころに生まれた「ミライエ」は、お菓子づくりにも積極的に柚子を使っています。安芸市の農家から柚子玉を分けてもらうだけではなく、「ミライエファーム」では北川村の柚子園を借り受けて栽培管理をしています。自分たちが収穫した柚子もお菓子や生柚子茶になっていきます。

苺

ミライエファームでいちごを栽培。花が咲いて赤い実が大きくなっていくのが楽しみ。

ミライエファームでは柚子園だけではなく、自分たちのハウスや畑も持っています。ハウスではただいま、イチゴ栽培に挑戦中。花が咲いて赤い実が大きくなっていくのが楽しみです。品種は甘い紅ほっぺ。みんなで大事に育てていきます。収穫は12月半ばから。収穫したら、これでミライエのイチゴジャムを炊いていきます。